箇条書きの7原則

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箇条書きについて

箇条書きとは、情報を文章ではなくリスト形式に整理した書き方です。箇条書きを正しく使うことで読みやすくなり、要点をわかりやすく伝えることができます。ここでは箇条書きを正しく使うための7原則を説明します。

箇条書きの7原則

  1. 何の箇条書きかを示す
  2. 書き出しや末尾の同じ情報はまとめる
  3. 階層構造を意識する
  4. 中点と数字を使い分ける
  5. 文体を揃える
  6. 7項目以内にする
  7. 並べる順番を考える

1.何の箇条書きかを示す

箇条書きだけでは何の箇条書きかわかりづらいので、見出しやリード文が必要です。

  • 価格が安くて良かった
  • 量が多くて良かった
  • 店員さんが優しくて良かった

〇〇スーパーの消費者の声

  • 価格が安くて良かった
  • 量が多くて良かった
  • 店員さんが優しくて良かった

2.書き出しや末尾の同じ情報はまとめる

箇条書きの際、同じ情報はできるだけ一つにまとめます。

左の箇条書きでは、「良かった」という言葉が重複しています。右の箇条書きは重複した部分を一つにまとめ、外に取り出したもので、情報量が少なくなり読みやすくなっています。

〇〇スーパーの消費者の声

  • 価格が安くて良かった
  • 量が多くて良かった
  • 店員さんが優しくて良かった

〇〇スーパーの消費者の声

良かった点

  • 価格が安い
  • 量が多い
  • 店員さんが優しい

3.階層構造を意識する

箇条書きの項目に複数の要素が混ざっている場合や、項目数が多い場合は分類して階層構造にすることを意識しましょう。

左の箇条書きでは消費者の声の良かった点と悪かった点が混ざっているため、わかりづらいです。これを階層構造を意識してまとめると右のようにすっきりとまとめることができます。

〇〇スーパーの消費者の声

  • 価格が安い
  • 閉店時間が早くて不便
  • 量が多くて良かった
  • 店内が暑い
  • 野菜の鮮度が良くない
  • 店員さんが優しい

〇〇スーパーの消費者の声

良かった点

  • 価格が安い
  • 量が多い
  • 店員さんが優しい

悪かった点

  • 閉店時間が早い
  • 店内が暑い
  • 野菜の鮮度が良くない

4.中点と数字を使い分ける

箇条書きの冒頭部分には要素ごとに点が書かれることが多いです。また、時系列で並んでいる時は数字やアルファベットが用いられていると思います。この冒頭部分に用いられる点(記号)のことを中点(なかてん)または中黒(なかぐろ)と言います。

下記の例のように好きな果物を挙げるだけなら中点で良いですが、ランキングとなると数字を用いる方がわかりやすくなります。また、申し込み手順のように時系列で並べるときも数字を用いる方が良いでしょう。

中点を使う例

【好きな果物】(並列)

  • みかん
  • りんご
  • すいか

数字を使う例

【好きな果物ランキング】

  1. みかん
  2. りんご
  3. すいか

【申し込み手順】(時系列)

  1. 申し込み
  2. お試し期間開始
  3. お支払い手続き
  4. 契約開始

5.文体を揃える

箇条書きの項目は、文体(品詞)を揃えるようにします。名詞や動詞、動詞の中でもです・ます調、だ・である調など様々な書き方がありますが文章のスタイルは一つに統一します。

〇〇スーパーの消費者の声

  • 安価(名詞)
  • 量が多くて良い(動詞)
  • 店員さんが優しいです(動詞<です・ます調>)

〇〇スーパーの消費者の声

  • 価格が安い(動詞)
  • 量が多い(動詞)
  • 店員さんが優しい(動詞)

6.7項目以内にする

箇条書きの項目数はなるべく7項目以内にします。項目が多くなりすぎるとわかりにくくなってしまします。(参考:チャンキングとマジカルナンバー)項目が多くなる場合は項目を厳選するか、3で説明したように分類して階層構造にしましょう。

7.並べる順番を考える

項目を並べる順番は規則性をもたせると、より理解しやすくなります。

  • 重要な順
  • 時系列順
  • あいうえお・アルファベット順

など

まとめ

正しい箇条書きで情報を整理することで、より伝わりやすいものになります。箇条書きはビジネスシーンでもよく使われるものなので正しい使い方を理解して活用することが大切です。

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